権利収入＝不労所得？

ネットワークビジネスの収入は一般的に権利収入と呼ばれることが最も多いようです。

権利収入とは、印税収入や配当収入のように、自分の著作物が売れた場合や、株式や債券等の資産を保有している場合に生じる収入のことです。

ですから、ネットワークビジネスの収入は、自分の流通組織から発生する売り上げの一部を報酬として受け取ることができる権利、すなわち権利収入と言えるのです。

この権利は、自分の子供や孫に相続させることもできます。

そして、この権利収入は不労所得と言われることも多いです。

ではこのネットワークビジネスの権利収入は本当に不労所得と言えるのでしょうか？

インターネットで集客するネットワークビジネスの収入は、組織が構築された後であれば、限りなく不労所得に近いと言われています。

ネットビジネスの収入

ネットワークビジネスといえども、起業当初は、サイトやブログ等の集客用の媒体を作る必要がありますので、この段階では完全に労働収入です。

しかし、サイトやブログの記事を数百記事、数千記事と書いていけば、嫌でもアクセスは集まってきます。

そして、そのアクセスをリストに変えて、そのリストを教育してクロージングまで持っていくシステムができていれば、そこから発生する報酬はある程度不労所得に近い状態だと言えます。

サイトやブログという資産から生み出される権利収入ということですね。

ここまでは、アフィリエイト等のネットビジネスにも同様に言えることです。

ただし、この段階ではたとえ数百ページに及ぶサイトやブログを持っていたとしても、アクセスを検索エンジンに頼っている限りは、Googleの気まぐれで圏外に飛ばされてしまって、突然収入が無くなる可能性もあります。

収入をネット上の媒体のみに頼っている段階では、まだまだ脆いシステムだと言えるでしょう。

ですので、アフィリエイト等のネットビジネスの収入は、長期的な不労所得とは言い難いのです。

ネットワークビジネスの収入

ネットワークビジネスの場合は、まだこの先があります。

サイトやブログで集客するまでは、アフィリエイト等のネットビジネスと同じですが、その後、ダウンラインの教育、組織の構築・運営という仕事があります。

アフィリエイト等のネットビジネスの仕事に、もうひと手間かけるイメージです。

と言うより、ここからが権利収入構築に向けたネットワークビジネス本来の仕事ですね。

ネットワークビジネスはアフィリエイト等のネットビジネスよりも、ある程度の収入が得られるようになるまでには、多少時間がかかるのはそのためです。

多少時間がかかるとは言っても、5年も10年もかかるというわけではなく、数か月から3年程度ですが。

優秀なダウンラインを育てて強固な組織を構築するためには、3か月や6か月では無理なのです。

ネットワークビジネス

優秀なダウンが育ち、強固な組織を築いた後は、自分が働かなくても、組織から権利収入が入って来るようになります。

ネットワークビジネスの権利収入　＝　不労所得？

では、この段階まで来れば、ネットワークビジネスの収入は、完全に不労所得となってリタイヤできるのでしょうか？

答えは、組織の規模や、ダウンの質によって大きく異なります。

優秀なダウンが数多くいて、各々が積極的に集客し続けているようなら自分はリタイヤしても問題ないかもしれません。

しかし、自分の組織が崩壊することなく拡大を続けるためには、セミリタイア程度にとどめておいて完全にはリタイヤしない方がいいでしょう。

ここで完全リタイヤして不労所得化することも不可能ではありませんが、その不労所得が生涯続くとは限らないからです。

もし、あなたがこの段階まで至ったとして完全リタイヤしてしまったら、あなたのダウンラインはどう思うでしょうか？

あなたのリタイヤを見て、やる気をなくしてしまう人もいるでしょうし、自分もリタイヤしようと考える人もいるでしょう。

そんなダウンばかりになってしまうと、組織を拡大するどころか、組織崩壊にもつながりかねません。

逆に、組織運営に手がかからなくなったら、さらなる組織の拡大を目指してフロントラインを獲得していく、つまり組織を横に広げていく努力を続けると、あなたのダウンもそれを見習って、組織はさらなる飛躍ができるでしょう。

ですので、不労所得が入って来る段階になったとしても、完全にリタイヤするのではなく、その不労所得を維持・拡大する努力は続けた方がいいのです。

結論としては、

ネットワークビジネスの権利収入は、未来永劫続く完全な不労所得ではないけど、限りなく不労所得に近い収入である。

ネットワークビジネスの権利収入　≒　不労所得

と言えるのではないでしょうか。

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