村井祥亮のADS

最近はネットビジネスの世界でも、ネットワークビジネス(MLM)に参加するアフィリエイターや情報起業家が増えてきました。

ワールドベンチャーズジュネスグローバルに参加した蝶乃舞氏のIMMシステムなんかが有名ですね。

蝶乃舞氏は元々スーパーアフィリエイターでありネット塾の仕掛け人、つまりネットビジネス業界の人ですが、リアルビジネスからもインターネットで集客するネットワークビジネスへ参入してくる動きがあります。

中でも注目を集めているのがネットの世界でも有名な村井祥亮氏です。

村井祥亮氏が加藤明氏と組んでネットMLMと称して、インターネットで集客するネットワークビジネスを仕掛けています。

村井祥亮氏は1980年大阪に生まれのネットとリアル両方を手掛ける若手経営者。

現在は、美容、飲食、アパレル、不動産、金融、通信といった分野のビジネスを運営しておりグループ企業全体で60社、年商にして10億円を稼ぎだすと言われています。

その他ビジネスマネジメントカレッジという塾も大阪、東京、名古屋、札幌で運営しており、その受講生は400名に上ります。

リアルビジネスとネットビジネスの2コースがあり、入塾するには各々315,000円の費用がかかります。

その村井祥亮氏が加藤明氏と組んで仕掛けるネットワークビジネス自動ダウン構築システムとは、ADS2.0と呼ばれるのもです。

以前からワールドベンチャーズの勧誘に使われていた旧ADSのバージョンアップ版が、このADS2.0です。

ADS2.0で成功できるか?

ただADS2.0を使ったからといって、必ずしもネットワークビジネス成功できると言うわけではありません。

村井祥亮氏の本業はあくまでもリアルビジネスの経営者であり、ネットワークビジネスについての知識はそれほどないように見受けられます。

村井祥亮氏や加藤明氏の評判についてはネットで検索すればいくらでも出てくるので、ここではあえて触れません。

実際に、以前のADSで稼いでいる人も中にはいましたし、「自動でダウンが出来る」という宣伝文句はかなり誇張表現ですが、集客に限って言えばうまく使いこなせればそれなりにダウンラインを獲得することはできるのではないでしょうか。

ADS2.0についても動画等を用いたプロモーションはとても上手ですね。

プロモーションが上手だということは、このシステムを使う人もその恩恵を受けることができる、ということを意味します。

その点では、少なくともそれなりに使えるシステムであることは間違いないでしょう。

ただこのADS2.0だけでは、ネットワークビジネスで大きく成功するのは厳しいと思います。

特に本気でネットワークビジネスで成功したい場合、大切な視点が抜け落ちているからです。

ADS2.0だけでは成功が難しい理由

どうしてADS2.0だけでは、ネットワークビジネスで成功するのは難しいのか?

その理由は、ネットワークビジネスというビジネスは、人を単純に増やせばいいというものではないからです。

1回売れば終わりのアフィリエイトや情報販売と違って、ネットワークビジネスの場合は、ある意味集客してからが勝負なのです。

いくら集客できたとしても、辞めていく人もいます。

しかし、ネットワークビジネス権利収入を得るためには、メンバーを教育していき、それぞれのメンバーが自立して稼げるようにしなければなりません。

ですので、途中でメンバーが辞めてしまっては元も子もないのです。

とは言っても、ビジネスですのでどんなにがんばっても辞めていく人は一定割合でいるものです。

つまり、

  • 新たに参加する人 > 辞めていく人

という構図にならないと、ネットワークビジネスで安定した組織を築くことはできないし、よって権利収入も得られません。

しかし、村井祥亮氏は「ADS2.0を使えば、ダウンを自動構築できる」と喧伝しています。

この「自動ダウン構築システム」に期待してビジネスに参加した人は、製品の愛用者では決してありませんからすぐに途中で辞めてしまう傾向があります。

製品に興味を持って愛用しているメンバーなら、たとえビジネスがうまくいかなくても辞めることはないでしょう。

しかし、いくらADS2.0を使ってダウンを増やしても「全自動でダウンが出来るから参加した人」ばかりが自分のダウンになります。

「楽して稼ぎたい」という属性の人ばかりが集まるわけです。

アフィリエイトや情報販売等の通常のネットビジネスは一回売れば、それで終了ですが、ネットワークビジネスはそういうわけにはいきません。

「楽して稼ぎたい」と考える他力本願のメンバーばかりの組織がどうなるかは容易に想像できますよね。

そういう人達が真剣にビジネス活動するとは考えにくいですから。

下手すると、ダウンが出来ては辞められ出来ては辞められを繰り返すことになります。

ネットワークビジネスの鉄則

これは古今東西、どこの会社でも変わらないネットワークビジネスの鉄則です。

ADS2.0に惹かれて参加する人は、稼ぐことにしか興味がありません。

肝心の製品に興味を持つ可能性は低いと言わざるを得ないのです。

すると、ビジネスを継続するかどうかの基準が「稼げるかどうか」だけになります。

しかし、ネットワークビジネスの世界では、自分の下の製品愛用者が何年もリピートしてくれる、つまり長期にわたって権利収入が発生するのは、「製品が好きだから」という理由に他なりません。

この「製品好き」属性の人は稼げる・稼げない抜きに、絶対にリピートしてくれるという点で組織が安定し、権利収入を得られるわけです。

「たとえ稼げなくても製品が好きだから続ける」という人が多いグループなのか、「お金にしか興味ないから稼げなければ辞める」という人が多いグループなのかでは、組織の安定に雲泥の差が生まれるのです。

その部分が、「自動ダウン構築システム」を前面に打ち出すADS2.0だと欠落していると言えるわけです。

集客システムよりも教育システム

ネットワークビジネスでも、アフィリエイトや情報起業等のネットビジネスでも、どんなビジネスであっても、稼ぐにはそれ相応の努力が不可欠です。

ネットワークビジネスは、たとえ副業であったとしても個人事業主であり、ある程度組織が構築できればビジネスオーナーとなり権利収入を得ることができます。

会社員や公務員のように会社や国に頼るわけにはいかないのです。

個人事業主やビジネスオーナーなら、他者に依存するのではなくすべてを自己責任として受け入れなければなりません。

たとえば、何かしらのシステムに依存したり、自分以外の他人の実力に依存したりした稼ぎ方をすると、その依存対象がなくなると一瞬で稼げなくなります。

ADS2.0についても、もしADS2.0自体のサービスが消滅したらビジネスはお終いです。

村井祥亮氏が、「自分で稼ぐ力を身に付ける」ための教育システムを用意しているのならいいのですが、そうではなさそうです。

あくまでも「自動ダウン構築システム」であるADS2.0を提供するというだけです。

それは、村井祥亮氏に自分の収入の全てを委ねるのと同じことを意味します。

これでは、会社や国に依存している会社員や公務員と何ら変わりはないですよね。

また、ネットワークビジネス収入が、がいくら権利収入だと言っても、会社自体がなくなると収入もゼロになります。

これは別にネットワークビジネスに限った話ではなく、アフィリエイトや情報販売等のネットビジネスでも、ブログが削除されたり、ASPからアカウントを削除されたりすれば収入はゼロになります。

だからこそ、本当に大事なのは、誰にも依存せずに「自分で稼ぐ力を身に付けること」なのです。

ネットワークビジネスの会社やグループの中には、その「自分で稼ぐ力を身に付ける」ための教育システムを提供しているところもあります。

集客システムももちろん大事ですが、それ以上に教育システムは大事です。

ネットワークビジネスを選ぶ際には、優れた集客システムと教育システムの両方が提供されているか必ずチェックするようにしましょう。



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