ネットワークビジネス第3の波と第4の波

ロバート・アレンの実践!億万長者入門」には、サクセス誌の元編集者、リチャード・ポー著「Wave Three : The New Era In Network Marketing」(邦題:ビジネス革命(ネットワークが・マーケティングが拓く新時代))を引用しながらネットワークビジネスの過去と現在を比較検証しています。

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・・・・・・第3の革命の萌芽は・・・・・・50年前にカール・レンボーグがネットワークビジネスを発明したときに生まれた。

これは誰もが簡単に起業家になれるように設計されたビジネスだった。

まだ粗削りだったMLMは40年間続いた。

このネットワークビジネスの黎明期を私は第1の波と呼んでいる。

第2の波は1980年台に確立された。

パソコンの普及によりネットワークビジネスを自宅のガレージで始められるようになったのである。

当時MLM会社は急激に増加した。

しかしこの第2の波も、依然として、それを最も必要としない人達にとって最も効果を発揮するという傾向があった。

つまり、もともとアグレッシブで営業力に長けた起業家達である。

そして、今始まろうとしている”第3の波”になって、ようやく、その他大勢の人々にも経済的自由の現実的な約束が提供されつつあるのだ。

新しいシステムとテクノロジーによって、”第3の波”は、スーパー営業マンではないごく普通の人々が、大きな苦労をせずに事業の大きな成果を味わうことを可能にしたのである。

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インターネットがネットワークビジネスを変えた!

インターネットの発達のおかげで、現代のネットワークビジネスは、以前とはまったく違ったビジネスモデルになりました。

以前は自宅に商品在庫を持ち、商品を持参して販売、代金回収していました。

メンバーの勧誘の方法も、リストアップ、電話勧誘、セミナー、ABC、ミーティングは必須でした。

たいへんな仕事でしたし、当時のプロフェッショナルな職業の人たちは敬遠していたのです。

しかし、現在では、インターネットの発達のおかげで在庫管理や発送作業は全て会社がやってくれます。

リストアップ、電話勧誘、セミナー、ABC、ミーティング等のこれまでのネットワークビジネスの常識だった手順もインターネットによる集客を取り入れることによって完全に無くなったグループもあります。

ドア・トゥ・ドアのセールスやホームパーティー形式の旧態依然としたネットワークビジネスからインターネットを駆使する近代的でハイテクノロジーなビジネスに変貌したのです。

コンピューターを使って外国のダウンラインの売上を瞬時に自国通貨に換算し翌月にはコミッションを支払うことも可能になり、ネットワークビジネスは国際的なビジネスとなりました。

まさにネットビジネス感覚で、誰でも自宅をオフィスに独立できるようになりました。

SOHO(スモール・オフィス・ホーム・オフィス)ビジネスとも言われていますね。

90年代初頭のアメリカではIT革命、グローバル化といった激しい変化の中、独立起業を志す人が急増しました。

多くの人々がラットレースから抜けだそうとしたのです。

現在の日本がこの状況ですね。

しかし、一般的な起業にはまとまった資本が必要ですし、リスクもそれなりに負わなければなりません。

そこで当時の米国ではSOHOビジネスのコンセプトに人気が高まり、ネットワークビジネスは急成長したのです。

Inc誌の調べでは成人の勤労者の1/3にあたる3900万人が何らかのSOHOビジネスを持っていることがわかっています。

多くの人はSOHOビジネスとしてネットワークビジネスを選びました。

起業するために大きな資本を必要とせず、低リスクで、しかも副業として始められることがその理由ですが、最も大きな動機は将来的に権利収入を得ることができる点でしょう。

同じSOHOビジネスやネットビジネスでは、ほとんどが労働収入ですので、引退後には収入が途絶えてしまいます。

それに比べてネットワークビジネスの収入は、権利収入となり得ますので、引退後の年金にプラスアルファを求めてネットワークビジネスを選んだのです。

ネットワークビジネス第4の波

さらにリチャード・ポー氏は「Wave Three : The New Era In Network Marketing」の続編として「Wave 4 : Network Marketing in the 21st Century」を書いています。

この著書の中でリチャード・ポー氏は、21世紀は第4の波の時代であるとし、ネットワークビジネスはインターネットだけにとどまらず、あらゆる媒体に広まっていくと述べています。

アメリカのビジネス情報誌は「WAVE-4」(メディア広告全面規制緩和)的観念のMLM企業の広告であふれ、インターネットなどマルチメディアだけを使った「WAVE-3」の時代は終息に向かい、メディア広告規制を全面的に規制緩和した新しいタイプのネットワークビジネス企業が台頭しています。

日本ではまだまだ誤解が多いネットワークビジネスですが、アメリカでは最も効率的な流通形態でありビジネスモデルであるとして急速に認知されてきているのです。

ネットワークビジネスで成功するためには、会社を選ぶ際に、この第3の波、そして第4の波に乗っている会社を選ぶべきなのです。


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