なぜ9割もリピーターになるのか

OLから転身してフォーデイズの創業者となった和田佳子氏。

フォーデイズが設立された1997年は、アジア通貨危機が発生した年でもあります。

勤めていた会社の将来に不安を感じた和田佳子氏は、思い切って自分で会社を興し、アルバイトと2人で健康腹巻のネットワークビジネスをスタートさせたのです。

しかし、健康腹巻のような耐久消費財はリピートが少なく、思ったように業績は伸びませんでした。

そこで考えたのが、繰り返し繰り返し求められる消耗品の開発。

もともと和田佳子氏は、ノエビアに13年間在籍していました。

化粧品を皮切りに女性を対象とした商材を扱ってきた経験の持ち主でしたので、女性をターゲットとするならキーワードは「キレイになる」しかないと、当時注目を集め始めていたコラーゲン商品の開発に着手したのです。

和田佳子氏が、今までにない新しいコラーゲン商品をと画策していたときにたまたま出会ったのが核酸です。

第7の栄養素ともいわれる「核酸」(DNA、RNA)に着目し、健康飲料や化粧品として商品化したところ大当たりしました。

フォーデイズは、わずか10年で核酸栄養商品のリーディングカンパニーとなったのです。

ともすれば誤解を受けやすいネットワークビジネスの販売スタイルにこだわりつつ、クリーンなイメージを大切にする独自のビジネススタイルを確立し、全国で約22万人の会員を獲得するに至りました。

和田佳子氏は「ナチュラルDNコラーゲン」発売後、核酸の重要性を啓もうしていこうと、さまざまな機会に講演会やセミナーを開きました。

手応えのある反響も次々に得られるようになり、そうした活動や販売を通じ、和田佳子氏は核酸を単にキレイになるためのものではなく、もっと重い、人の生命にまで関係するものとしてとらえるようになっていきました。

「病気を抱えている方のリピートが増えたり、大病を患ったことのある方が注目してくださったり、未病の状態にも働きかけてくれるといったお客さまの声が聞こえてきたことも、この商品に対する考え方を改める要因になったと思います」

和田佳子氏は言います。

ユーザーや会員が核酸を求める目的が「キレイになる」から「健康になる」へと変わってきたことで商品はより注目度を増し、発売2年目には37億円、3年目には74億円と売り上げを伸ばしていきました。

その後も化粧品やサプリメントなどの核酸製品を次々に開発し、いずれも大きな反響を呼ぶことになります。

和田佳子氏の経歴

1956年、広島県生まれ

1979年、明治大学政治経済学部卒

1997年フォーデイズ株式会社を創業

2014年、明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス学科終了(経営管理収支MBA)

核酸ドリンク「ナチュラルDNコラーゲン」の開発・販売により、2014 年3月期には14期連続増収を達成。

年商350億円を超える企業のリーダーとして現在に至ります。

2008年、NPO法人「ネパール・シナプス自立支援協会」を設立、理事長に就任。

著書に「なぜ9割もリピーターになるのか」(ダイヤモンド社)、「フォーデイズ躍進の秘密 核酸ドリンクに賭けた女性起業家・創造の軌跡」(実日ビジネス)等があります。

和田佳子氏が語るフォーデイズ成功の秘訣

2015年3月に15期連続の増収が見込めたことは、ネットワークビジネスという流通事業においてだけでなく、一企業としても、大きな自信を会員の方々と社員に与えてくれました。

15年にわたる成長。ただし、そこには運も大きく作用していると思います。

そして、この運の最強のものは、魅力的人材の宝庫となったことだと思います。

私はネットワークビジネスにかかわって32年になります。

この事業の大きな特徴は、日常が仕事場に変わることです。

「場」としての境界が無いので、とくに初めての人は戸惑いを隠せません。

いろいろな場や場面でリアルにサポートしてくれる人、ナビゲートしてくれる人がいるかが、まずはこの仕事での成功の条件だと思います。(成功が、どのレベルを指すかは個人差があるとしても)

製品が良いことはもちろんでしょう。

魅力的に見えるビジネスプランもたくさんありますが、「実の行動、活動」がすべてで、理屈でなく「人」の応援です。

初めて人に話す時にそばにいてくれること、立ち会ってくれること。

どのような人でも一度で相手を決心させることはできません。

だから、繰り返し繰り返し、その場、その時にサポートしてくれる人がいることが大きいと思います。

ネットワークビジネスは一人でやる仕事ではありません。

そして、それができる「人」がいるのがフォーデイズであり、15年間の成長は、ここに起因しています。

努力を惜しまない「人」がいます。

だからフォーデイズを続けてくれる人も多いのです。

私は、タイトル保持者の講演やグループミーティングのスピーチに頭が下がる想いです。

幾度も教えられ、そして気付くことがとても多いんです。

人の気持ちの接し方、言葉のかけ方など、テクニックや技ではないのです。

とにかく不器用でも重ねることが一番の強みなわけです。



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